こんにちは、寒さがより強まってきました。
11月14日におこなわれました、「芸術表象特講」14回目のレクチャーについて、少しご報告したいと思います。
今回のゲストは、アーティストの山本高之氏でした。
子どもたちが考えていることは「鋭いものを危なく使った人が行く地獄」や「友達の消しゴムをふざけて折った」とか、結構具体的に提示するので、それが余計に面白く感じてしまいます。
しかし、彼らが映像のなかで繰り広げる些細な行動は、私たちにも経験があるはずなのに、まったく別のもので関係がない存在に思えてしまい、はっとすることがありました。
今後の山本氏の作品も楽しみです。
Takayuki Yamamoto
http://takayukiyamamoto.com
*こちらのサイトで、作品が見られます。
それでは。
11月14日におこなわれました、「芸術表象特講」14回目のレクチャーについて、少しご報告したいと思います。
今回のゲストは、アーティストの山本高之氏でした。
山本氏の作品は主に、子どもたちとのワークショップをおこない、その成果をビデオ作品としています。
今年制作された作品から、これまでの作品も何点か見せてくださいました。
■ブラックホール
女の子と男の子が、その専門の大学教授からブラックホールとは何かという説明を受けている映像。女の子は、わからなくても相槌をしたりと気を使っているようにも見えます。
■どうぶつたちのいっしゅうかん(A WEEK OF THE ANIMALS)
動物園にいる動物たちは、労働しているだろうという発想から、子どもたちにそれぞれの動物の一週間を考えてもらい、ロシア民謡「一週間」にのせて、その動物の前で歌ってもらいます。
■どんなじごくへいくのかな(NEW HELL, WHAT KIND OF HELL WILL WE GO TO)
地獄絵図《本熊野歓心十界図》を見せて、それぞれが新しい地獄を考えるワークショップ。絵ではなく、立体的に作ります。
■きみのみらいをおしえます(TELLING YOUR FUTURE)
子どもたちに新しい占いを考えてもらい、実際にセットを作りお客さんを占います。
他にもいくつか見せていただきました。山本氏の作品は、下記のサイトから見ることができます。
実は、山本氏は小学校の教員を5年ほどしていた経験があります。
教員をしながら制作をしていたこともあり、そのとき出来た《まもるくん(PROTECTIVE SUIT MAMORU-KUN)》(登下校時に子どもを審者から守るための拘束具。まるでロボットのようないでたちですが、守られているのは上半身だけ)というのもありました。
子どもたちの姿に、学生たちは大笑いでした。
《きみのみらいをおしえます》は日本以外でもおこなっており、アメリカの子どもは踊り出したりと、国によっての違いが見られて、また面白みがありました。
▲学生の質問を受ける山本氏
しかし、彼らが映像のなかで繰り広げる些細な行動は、私たちにも経験があるはずなのに、まったく別のもので関係がない存在に思えてしまい、はっとすることがありました。
今後の山本氏の作品も楽しみです。
Takayuki Yamamoto
http://takayukiyamamoto.com
*こちらのサイトで、作品が見られます。
それでは。
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