2013年5月7日火曜日

芸術表象論特講#1

こんにちは。だんだん、暖かくなって・・・たまに暑いなぁと思う日があったりして。そろそろ、連休が近づいて天候が気になるそんな毎日です。

今年度も、「芸術表象論特講」が開講されましたので、ちょっとした報告を書き込もうと思っています。

今年度、4月24日におこなわれました1回目のレクチャーは、blanClassの小林晴夫さんです。



blanClassの前身は、Bゼミと呼ばれる現代美術の学校でした。

Bゼミは、1967年から2004年まで活動し、現在は休講しています。

Bゼミ創設当時は藝大や美大で現代美術を教える体制がまだなく、唯一の現代美術を学ぶ場所で、多くは大学に行く代わりにBゼミを選択した学生だったが、大学や大学院を出た後、もしくは在学中(ダブルスクール状態)、他の仕事をしながらといった現代美術を学びたい人たちのために作られた、現代美術の学習システムでした。また、美大生とかのなかでも、自分の専攻では収まりきらない、もしくは居場所が違うといった学生たちも集まってきていたようです。

小林さんのお父様は、Bゼミの創設者であり、小林さん自身も80年代から学校を手伝い始め、92年頃から本格的に関わるようになりました。2000年、お父様が急逝されると翌年所長へ就任。しかし、徐々に入学者数が減っており、2003年には入学者数が5名ほどになり、経済的に立ち行かなくなりました。お父様との約束で、自分に何かあったら、最低でも3年は続けてほしいということもあり、何とか残っている学生が修了するまでの2004年に休講というかたちをとりました

2005年は記録集をBankARTから出版するための活動となり、2009年に「blanClass」を設立したそうです。

blanClassは入場料を必ず取り(金額はアーティストと一緒に考える)、ちょっとした食べ物も出たりするそうです。

Bゼミの話の後に、これまでの活動から、小林さんのオススメや女子美生・杉田先生のゼミ(旧カリュキュラム「教養ゼミ」)がかつて参加したパフォーマンスなどの映像を見ました。

現在ではそんなに珍しくありませんが、おこなわれているパフォーマンスなどは、Ustreemで配信されています。

2010年に入ってから、ワンナイトでいろんなことをしてみるようになったそうです。同年、現役学生が参加をする「スチューデントナイト」を始めました。女子美の学生も出ているようです。

また、現在は杉田先生が「ナノ・スクール」というのを月一回、金曜日に開催しています。

blanClassではおなじみとされる、眞島竜男さんの作品を紹介してくださいました。眞島さんは夏の衆議院選挙まで毎日踊る《今日の踊り》(YouTubeにて毎日配信中)をしているそうです。探して見てください。

             ▲レクチャーは杉田先生との対談形式でおこなわれました

blanClassについては、サイトにていままでの活動などが見ることが出来ます。これからの予定もわかりますので、興味のある方は参加してみてください。

blanClass Live Art & Archive



それでは。

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