2011年6月20日月曜日

兼子紗都子さんのワークショップ

今月は、芸術表象が兼子紗都子さんをゲストに迎え、2回のワークショップを行います。1回目は先日一年次の授業で、2回目は今週末に行う「高校生のための現代アート講座」。

女子美術大学短期大学部でテキスタイルを学んだ兼子さんは、身近な日用品、既製品を組み合わる、結ぶ、編むという行為から、作品を組み立てていきます。

▲個展“isotopy”(2009)@ガレリアニケ展示風景


6月6日に行った授業「表象リテラシーA」(杉田敦教授) のワークショップでは、パンチの穴をあける時に残った紙を螺旋状に張り合わせてつなげていく兼子さん作品を手掛かりにして実際に手を動かし、そこで得られる感覚や作るという行為を追体験するために、付箋を螺旋状に張り合わせて行くワークショップを行いました。

▲兼子さん作品
「フィボナッチ数列のぐるぐる」

▲ワークショップ作業風景


簡単な素材の組み合わせと手の感覚が、数理的な規則性を持ったへと、行為を通じて形になること、身近な素材から実験的に作品を作るベースになる考え方を身につけることができることを体験的に知ることにつながりました。

今週末の高校生講座では、どんな体験が共有できるのか。楽しみです!


◆兼子紗都子さんプロフィール
1988年生まれ。女子美術大学短期大学部デザインコース テキスタイル卒業。電気コードやテグスなどを織ったユニークな作品を制作する。個展に“isotopy”(2009) “Analogy”(2010)がある。
ホームページ:http://konoko.ohaguro.com/


[ 高校生のための現代アート講座 ]
♯01「作らないけど創る!」ゲスト・アーティスト: 兼子紗都子
日時:6月25日(土) 14:00-17:00
場所:art & river bank
参加費:無料 ※要申込


詳しくは「高校生のための現代アート講座」フライヤーをご覧ください。
高校生講座フライヤー:http://www.joshibi.net/atp/img/flyer_001.pdf

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